日本医学シミュレーション学会共催ワークショップ・セミナー

 

JAMS-1-1 高機能患者シミュレータワークショップ

ワークショップ

1030日(金)9:0012:20 (学術機器展示会場:展示イベントホール)

司会:森田耕司(浜松医科大学付属病院手術部)

司会:中島芳樹(浜松医科大学付属病院麻酔科蘇生科)

インストラクター:下出典子(兵庫医大)、二階哲朗(島根大学)、三原 亨(島根大学)

前半9:0010:3090分) 後半10:5012:2090分)

前半後半各2グループ 1グループ4名 受講者合計16

近年の麻酔技術、薬剤、そしてモニタリングの進歩によって麻酔は非常に安全に行えるようになってきた。一方、以前は全身麻酔がかけられないような合併症のある患者や超高齢患者など、手術の適応が拡大するにつれ困難な麻酔症例も増加の一途をたどっている。我々は高機能麻酔シミュレータを用いて麻酔中に遭遇する合併症のシナリオを作成し、困難な症例に対する対策やその対応を提供してきた。今回我々は日本医学シミュレーション学会の協力を得て、原則として標榜医以上を対象に、麻酔中、あるいは集中治療中の合併症への対応を頭で考えるだけでなく実際手を動かすことでより実践的なスキルを身につけることを目的としたワークショップを開催する。

 

JAMS--2 シミュレーションカフェ(オープンワークショップ)

1030日(金)14:0016:00 (学術機器展示会場:展示イベントホール)

司会:森田耕司(浜松医科大学付属病院手術部)

前半 14:0015:00(展示セッション:40分 ディスカッション:20分)

インストラクター:野村岳志(葉山ハートセンター)

後半15:0016:00(展示セッション:40分 ディスカッション:20分)

 インストラクター:Stefan Monk(ドイツ・マインツ大学シミュレーションセンター)

高機能患者シミュレータ(HPS)は、生体とほぼ同じ生理学的反応を示すため、バイタルサインの変化のみならず、薬効や循環、呼吸、代謝などの推移も再現可能で、HPSに対する医療行為は、さながら患者さんに対する医療行為と寸分たがわぬ十分なリアリティを持ちます。このため、日常の患者管理はもちろんのこと、医療過誤など医療安全管理の面からの貴重な体験も提供可能です。こうした特徴故、HPSによる教育・研修は、医学教育論において、大きなパラダイムシフトをもたらしたと言っても過言ではありません。

本ワークショップでは、HPSを使用した教育研修を幅広く手がけられ、多くの実績を挙げられている内外の2名の講師をお迎えして、実際に実施されている教育・研修プログラムを実演して頂きます。聴衆の方々から、参加者を募り、実際にHPSに対して麻酔管理を行って頂きます。病名や術式は、講師が指定いたしますが、麻酔中に起こり得る状況やインシデントなどは、伏されています。バイタルサインなど状況のダイナミックな変化を適確に判断し、適切な処置の有無が試されます。

参加者には、特に制限は有りません。薫り高いコーヒーを飲みながら、自由にご参加頂ける楽しい場を提供できるものと確信しています。